色々な医師に関するテーマを調べまとめるサイト「Mrs.ベーリングの研究所」

おすすめ医師転職サイトまとめ【Mrs.ベーリングの研究所】

Uncategorized

医局の行為は合法か

更新日:

医局が関連病院に医師を派遣する行為は、一般企業の職業紹介事業や労働者供給事業と大差ないように思われます。果たして職業安定法に抵触しないのでしょうか。厚生労働省職業安定局の通達によれば、医師がどのような立場にあろうと、医局の指示で勤務先が決定することには支配関係を伴った斡旋を疑わせる要素が多分にあり、「労働者の供給」に該当する恐れがあるとのことです。

また特にその行為を繰り返している場合、当該医局は職業安定法を犯していると考えられ、是正指導するとも述べています。ただ社会的常識に照らし合わせて、研修医が研修先を指定されて働くケースは違法行為とは考えられず、研修医の労働実態に関する諸問題は、別に議論されなければならないでしょう。

医局の影響力は、文学作品「白い巨塔」の影響もあって、広く世間に認知されています。現在も多くの大学医学部で幅を利かせていることは確かで、悪弊となってしまった医局の存続を巡っては医療関係者を含め、多くの識者が憂慮するところです。

そもそも医局は教授を頂点とするヒエラルキーを、大学や病院の診療方針、人事の決定プロセスにおける潤滑油として欠かせないものだと考えてきました。この認識には一定の道理があるものの、支配従属関係の亢進や利権が生じ得ることは間違いありません。またその権威維持システムは医局同士の連携を妨げることにも繋がり、社会が希求する医療の協同研究にとって障害であることも長年指摘されてきました。

こうした声を受けて2004年の新研修医制度導入が実現したことで、徐々にではあるものの、最近の医局の影響力は低下しています。例えば新卒医師が都市部の病院を希望する場合、医局の指示で地方の病院に赴くことを嫌い、退局するケースも増加しています。

-Uncategorized

Copyright© おすすめ医師転職サイトまとめ【Mrs.ベーリングの研究所】 , 2019 All Rights Reserved.